2020年2月5日水曜日

カステラの黄の弾力に春立ちぬ   金子 敦

 昨日に続いて立春の句。カステラの控えめながらほわわんとはずむ感じは確かに立春の風情。本当はカステラ自身の弾力なんだけど、黄の弾力としたところがミソなんでしょうね。そうそう、あの黄があってこその春なんですね。

 帰りに福砂屋に寄りますかね。いや、文明堂のおやつカステラにしますかね。パッケージがかわいくていいからね。

カステラの黄の弾力に春立ちぬ
金子 敦/『乗船券』(ふらんす堂)

2020年2月4日火曜日

さゞ波は立春の譜をひろげたり  渡辺水巴

 水面にやわらかく風が吹いてさざ波が立ち上っていく。その様子を、五線紙に音符が書き込まれていくように、楽譜が広がっていくように見えたのだろう。もしかしたら、作者にはその音楽も聴こえたのかもしれない。いや、主語はさざ波なのだから、さざ波が春立つ日の音楽を奏でていると解すべきか。さて、どんな歌なのだろう。

 本日は立春。春の歳時記を探して本棚の前を右往左往する。

さゞ波は立春の譜をひろげたり
渡辺水巴/『俳句発想法歳時記 春』(草思社文庫)

ジャガーは病気もしないし、年齢もなく、亡くなることもないので心配しないでほしい。 JAGUAR所属事務所担当者

  「令和3年、JAGUAR星人のJAGUARが、大好きな地球よりJAGUAR星に帰還いたしました」との所属事務所の発表を受けての千葉日報の取材に対する担当者のコメント。これでジャガーさんは永遠の存在となった。すごい。 千葉日報の記事は こちら